仕事で木を削るときに使う道具は豆鉋、ノミ、小刀など色々あります。
目的に合わせて使い分け、気持ちよく仕事をしたい。
でも刃物は研がないと切れない。
使い終わったら、なるべくすぐに刃を研ぐ。
切れなくなるまで道具を使わない。
次の仕事が楽に出来るように。
いつも自分の心にいい聞かせる。
でも少しさぼる。
鉋刃を研ぐ時は、ひたすら真っ直ぐに真平に研ぐ。
でも真平に研げば研ぐほど、鉋刃の耳が立ち、木の削り面に鉋枕が残る。
そこで刃の両端に少しゆるいカーブを作りながら研ぐ。
地金も鋼もきれいに研げた時は気持ちが良く、切れればもっと楽しい。
もう一つ、研げば研ぐほど刃が付くわけではない。
短時間で刃をつけないと、時間をかけるほど刃先は丸くなる。
人それぞれ研ぎ方が皆違い、作るものも違う。
気持ち良く仕事が出来る様に刃物を研ぎたい。